おはようございます!代表の安田です。
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四半期決算短信および通期決算短信のデータ配信形式が大幅に変更されています。
この変更により、企業はこれまで以上に詳細な情報をXBRLファイル形式で提出することが求められます。
主な変更点
四半期開示の一本化
第1・第3四半期は四半期決算短信に一本化され、第2四半期報告書は半期報告書に改正されました。この改正により、四半期および通期の決算短信はデータ配信形式が大幅に変更されています。
XBRLファイルの提出範囲の拡大
従来のサマリー情報および財務諸表に加え、注記事項も一部タグ付けが求められるようになりました。特に米国基準の財務諸表については新たに包括タグ付けが義務化されています。
HTMLファイルの提出
新たにHTMLファイルの提出も求められることになりました。これにより、PDF、XBRL、HTMLの3つのファイル形式での提出が必要となります。
データファイルの提出範囲
以下の表に示すように、1Q・3Qおよび通期・2Qのデータファイルの提出範囲が定められています。
提出範囲 | 1Q・3Q | 通期・2Q |
サマリー情報 | 〇 XBRL | 〇 XBRL |
経営成績等の概況 | 〇 HTML | 〇 HTML |
(連結)財務諸表 | 〇 PDF | 〇 PDF |
注記事項 | 〇 | 〇 |
レビュー報告書 | 〇 | - |
新制度の注意点
タグ付けの対象
日本基準、IFRS、米国基準に基づく財務諸表それぞれに異なるタグ付けが必要です。企業は、自社の会計基準に応じた適切なタグ付けを行う必要があります。
サマリー情報の作成
TDnetの仕様変更に伴い、企業は旧制度のサマリー情報に新制度の内容を追記するなどの対応が求められます。
説明資料および英語開示
四半期決算短信等に添付する決算補足説明資料については、HTML化が困難な場合、PDFファイルのみ提出すればよいとされています。また、英語開示もPDFファイルのみで可とされています。
半期報告書の変更点
新たな半期報告書についても、基本的に第2四半期報告書と同様にXBRLタグ付けが必要となります。ただし、経理の状況の冒頭において、第1種中間(連結)財務諸表を作成したか、第2種中間(連結)財務諸表を作成したかを開示することが求められ、こちらにもタグ付けが必要です。
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