おはようございます!代表の安田です。
東京証券取引所(東証)は第1・第3四半期決算短信の英文開示に関する方針を明らかにしました。この新方針では、英文サマリー情報の記載とレビュー報告書の取り扱いに関して重要な点が示されています。
<英文開示の基本方針>
第1・第3四半期決算短信を英文で開示する場合、レビュー報告書の添付は任意とされています。ただし、英文レビュー報告書を添付するかどうかによって、サマリー情報の記載が変わる点に注意が必要です。
<レビュー報告書の取り扱い>
英文レビュー報告書には2種類があります。
日本語のレビュー報告書の英訳版
英文サマリー情報のレビュー有無の選択肢で、「Yes(mandatory)」または「Yes(voluntary)」のいずれかを選択するだけでよい。英語の四半期決算短信に対応したレビュー報告書を添付しない場合も同様の取り扱いとなります。
英文四半期財務諸表等のレビューを受けた英文レビュー報告書
レビュー有無の選択に加えて、「業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項(Proper use of earnings forecasts, and other special matters)」にその状況を注記することが求められます。
<今後の展開>
現在、英文開示は任意となっていますが、プライム上場企業については、2025年4月1日以降に開示するものから、決算情報(決算短信・四半期決算短信、その補足説明資料等)と適時開示情報の英文開示が義務化される予定です。
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